MT4/MT5上に移動平均線を表示し、その上下にATRベースのバンドを表示します。ATRバンドは1~4倍までの4対のバンドを描画します。
ボリンジャーバンドが標準偏差ベース(過去N本の終値が、平均からどれだけ散らばっているか)なのに対し、当ツールはATRベース(過去N本の価格変動幅の平均値)となっており、より「ローソク足の実際の値幅」に敏感に反応します。


■機能・使い方
QuickMA-ATR は、移動平均線(MA)を中心に、ATR(Average True Range:平均的な値幅)を利用した複数のボラティリティバンドを表示するテクニカルツールです。通常のボリンジャーバンドが「価格のばらつき(標準偏差)」を基準にしているのに対し、このツールは「実際の値動き幅」を基準にしているため、FXのようなヒゲや急変動の多い相場でも、現在のボラティリティに応じたリアルな価格レンジを把握しやすいのが特徴です。
MAによるトレンド方向と、ATRによる相場の勢い・伸び幅を同時に確認できるため、「今どれだけ価格が行き過ぎているか」を視覚的に判断できます。
活用面では、ATR1〜ATR4までの各バンドを利用して、押し目・戻し・利食い・逆張りポイントの目安を把握できます。
例えば、ATR1〜2付近は通常の押し戻し、ATR3〜4到達は強いトレンドや過熱状態の判断材料として使えます。また、バンドが収縮している時はレンジ、拡大している時はトレンド発生やボラティリティ上昇を示しやすく、環境認識にも有効です。さらに、パネルからMA期間・ATR期間・倍率をリアルタイム調整できるため、通貨ペアや時間足ごとに最適な設定を素早く探せる実践的なツールになっています。

本ツールを登録した標準状態配下となります。

ATR3と中心線のみを有効化した場合

さらにATR4ラインを有効化した場合

また別の相場を参考までに表示します。

特定の相場で、ATR3+中心線(14SMA)のみ表示させてみます。

ATR3バンドの外に遷移してから内側に戻った際にエントリーした場合、以下のようなトレードが可能です。

中心線(MA)を使わない場合は中心線も消してしまえばよりシンプルにチャートを確認可能です。

活用例の一部を以下にまとめます。
① 相場の過熱感の把握
- ATR4(最外バンド)を超えたらボラティリティ的に「行き過ぎ」のサイン
- 逆張りや利食いポイントの目安になる
② トレンドの強さの判断
- 上昇トレンド中は価格がATR1〜2の上バンド沿いに推移しやすい
- ATR3〜4まで乗っていれば強いトレンド、ATR1付近をうろつくなら弱い
③ サポート・レジスタンスの動的ライン
- バンドは動的なS/Rとして機能しやすく、「ATR2の上バンドで反落」などのパターンが繰り返される市場もある
④ ATRバンドの間隔でボラティリティ変化を視覚化
- バンドが広がるほど荒れた相場、狭まるほど方向感のない相場
- スクイーズ(バンドが収縮)後のブレイクアウトを狙う手法にも使える
⑤ 倍率の使い分け(現在のデフォルト 1.0 / 2.0 / 3.0 / 4.0)
- 1.0バンドは短期の押し目・戻しの目安
- 2.0〜3.0バンドはスイングの目標値や損切り基準
- 4.0バンドは極端な動きの限界線
通貨ペア・時間足・現在の相場に合う設定を見つけて、活用してみてください。
■INPUTパラメーター
設定内容は以下となります。

■動作環境・バックテスト動作可否
- 本商品にはMT4版・MT5版の両方が含まれており、どちらもご利用いただけます。
- バックテスト時にも利用可能です。
■更新履歴
- 2026/5/14 【MT4/MT5 v1.0】初版公開
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更新日:2026年6月8日
